2023.05.08
肺炎は大変! 誤嚥性肺炎から命を守れ

日本人の「死因三大病」は長らく、がん・心臓病・脳卒中だったのですが
2013年以降、肺炎が第3位になっています。
そしてその95%が高齢者であり、さらにそのほとんどが誤嚥(ごえん)によるもの
「誤嚥性肺炎」です。
誤嚥性肺炎は最近が唾液などと共に肺に入ってしまうことで起こります。原因の第一は嚥下(えんげ)機能の低下です。飲み込んだものが食道に行かず気管に入ってしまうのです。
健康ならむせることで気管の外に出すことができますが、この力が弱くなっていると外に出せずに細菌が肺の中に入ってしまいます。
高齢者の場合は、抵抗力が落ちている方が多いので、その細菌が肺の中で繁殖して肺炎になります。
嚥下機能が低下すると…
1.食事中によくむせる
2.唳がいつもゴロゴロ鳴っている
3.食事に時間がかかる
などといったことが起きてきます。こんな方には注意が必要です。
また、歯のない方や胃瘻(いろう)を設置している方にも誤嚥は度々発生します。そして再発を繰り返すことで耐性菌が出現し血剤が効かなくなることもあります。そうなると優れた抗菌薬治療が開発されている現在でも治療が困難になる事が多く、残念ながら高齢者の死亡原因に繋がっています。
誤嚥性肺炎の予防にはまずお口の中の細菌を減らすこと。
歯磨きや入れ歯の洗浄などの口腔ケアに気を付けてください。また嚥下機能の低下の予防や、その回復も大事です。お口の中をマッサージして口腔内の繊細な感覚が鈍らないようにしたり、お口の体操を行ってお口周りの筋肉や舌の筋肉が弱らないように機能訓練をしたりします。
2013年以降、肺炎が第3位になっています。
そしてその95%が高齢者であり、さらにそのほとんどが誤嚥(ごえん)によるもの
「誤嚥性肺炎」です。
誤嚥性肺炎は最近が唾液などと共に肺に入ってしまうことで起こります。原因の第一は嚥下(えんげ)機能の低下です。飲み込んだものが食道に行かず気管に入ってしまうのです。
健康ならむせることで気管の外に出すことができますが、この力が弱くなっていると外に出せずに細菌が肺の中に入ってしまいます。
高齢者の場合は、抵抗力が落ちている方が多いので、その細菌が肺の中で繁殖して肺炎になります。
嚥下機能が低下すると…
1.食事中によくむせる
2.唳がいつもゴロゴロ鳴っている
3.食事に時間がかかる
などといったことが起きてきます。こんな方には注意が必要です。
また、歯のない方や胃瘻(いろう)を設置している方にも誤嚥は度々発生します。そして再発を繰り返すことで耐性菌が出現し血剤が効かなくなることもあります。そうなると優れた抗菌薬治療が開発されている現在でも治療が困難になる事が多く、残念ながら高齢者の死亡原因に繋がっています。
誤嚥性肺炎の予防にはまずお口の中の細菌を減らすこと。
歯磨きや入れ歯の洗浄などの口腔ケアに気を付けてください。また嚥下機能の低下の予防や、その回復も大事です。お口の中をマッサージして口腔内の繊細な感覚が鈍らないようにしたり、お口の体操を行ってお口周りの筋肉や舌の筋肉が弱らないように機能訓練をしたりします。